女性の健康クリニック 小山嵩夫クリニック

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コラム

気になる女のココロとカラダ

女性ホルモンの乱れによって体に様々な影響を及ぼす、卵巣機能不全

生理が突然止まってしまいました。妊娠の可能性はないのですが、
最近何となく体調も悪いのでなにか病気ではないかと不安です。(25歳・販売)

● 卵巣機能の低下が、無月経や月経不順を引き起こす

ホルモンが大きく影響する女性の体にとって、女性ホルモンを分泌する卵巣は、最も大切な臓器のひとつ。この卵巣がうまく機能しなくなってしまうことを、卵巣機能不全といいます。
卵巣では、女性の体にとって特に重要な2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)がつくられます。この卵巣の機能が低下すると、女性ホルモンの分泌が不足したり、バランスが崩れたりして、月経が止まってしまうなど、女性の体に様々な影響を及ぼすことになるのです。

● 若々しい美しさは女性ホルモンがあればこそ

女性ホルモンが不足すると、無月経や月経不順を引き起こすだけでなく、肌のツヤがなくなったり、情緒不安定になって怒りっぽくなったり、疲れやすく無気力になったりすることもあります。つまり、若くして更年期障害のような状態に陥ってしまうということ。女性の若々しい美しさと健康を保つには、この女性ホルモンがなくてはならないというわけです。

● 原因は、ストレスや過激なダイエット

卵巣機能の低下には様々な要因が考えられますが、最も一般的なのはストレス。卵巣にホルモンを分泌するよう促す脳の視床下部は、ストレスの打撃を受ける場所でもあるため、卵巣への指令をきちんとだせなくなってしまうのです。また、過激なダイエットも要因のひとつ。人間の体は、栄養分が足りなくなると、真っ先に生命にかかわる心臓や肺などの臓器にわずかなエネルギーをまわすため、卵巣などの生殖機能は切り捨てられてしまうのです。

● 定期的な月経が、正常な卵巣機能のバロメーター

卵巣がきちんと機能しているかどうかのバロメーターは月経。月経不順が続いたり、順調だった月経が突然止まってしまったりしたら、身近なストレスやライフスタイルを見つめ直してみることが必要でしょう。

● あなたの卵巣機能をチェック!

ホルモンスコア 症状の程度
月経周期が乱れている
生理痛がひどい
時々、不正出血がある
おりものが多い
肌が荒れやすい
疲れやすい
月経前後にイライラ
寝つきが悪い
体重の増減が多い(1年間に3kg以上)
便秘や下痢が多い
合計
診断表
0~25点 正常範囲内
26~45点 症状がよくみられるようであれば、一度診察が必要
46~65点 通院治療が必要
66~85点 生活様式の改善も含めた長期的な治療が必要
86~100点 全身的な精密検査が必要。異常がなければ更年期かも。

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