女性の健康クリニック 小山嵩夫クリニック

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コラム

気になる女のココロとカラダ

「避妊」は相手任せにしないこと!ピルを積極的に利用して

先日、彼とセックスしたあとにコンドームを見たら、穴が空いていたんです!
妊娠してしまったのではないかと、不安でたまりません。(24歳・営業)

● パートナーの協力がなくても避妊できる方法が理想

妊娠を望まないセックスをするなら、何らかの方法で避妊をするべきなのは言うまでもないこと。避妊法にはいくつかの種類がありますが、日本では基本的に男性主導型である「コンドーム」が推奨されてきたため、彼(=パートナー)まかせになってしまいがちなのが現状です。
しかし、大人の女性ならば「産む」「産まない」は、自分できちんとコントロールしたいもの。パートナーの協力を得ずとも、自分自身の意志で避妊を選択できる方法を、もっと積極的に取り入れていくべきといえます。

● おすすめは「ピル」。避妊以外にも効用が

女性が自分の意志のみで使用できる最も有効な避妊法としておすすめなのは、先頃やっと日本でも解禁された「低用量ピル」。これは、2種類の女性ホルモンを合成したもので、女性の体を常に人工的な疑妊娠状態にすることによって、妊娠を防ぎます。吐き気など「つわり」のような副作用が出ることもありますが、たいていは使用を開始して3カ月もすれば治まるので心配はありません。月経痛の軽減やホルモンバランスの改善など避妊以外の効果もあり、飲み忘れさえしなければ失敗はまったくないので、将来的に妊娠を望む女性にとって、これほど有効な避妊法はないといえるでしょう。
ただし、「ピル」はあくまでも避妊の手段。性感染症を防ぐためには、「コンドーム」の正しい使用とオーラルセックスを控えることが大切です。

● 「しまった!」というときは性交後避妊という手も

ピルの飲み忘れやコンドームの破損など、どうしても心配なセックスをしてしまったときの緊急処置として、「性交後避妊」という手段もあります。これは、性交後72時間以内と、その12時間後に中用量のピルを服用するというもの。体への負担もなく、簡単な処置なので、知っておくと便利な方法です。

主な避妊方法

● 低用量ピル

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストーゲン)を合成した内服薬。毎日服用すれば、ホルモンの働きによって排卵がおきにくくなり、頸管粘液の性状もかわり、精子が頸管を通過しにくくなる

● IUD

金属やプラスチックの器具を子宮内にいれることによって、受精卵の着床を防ぐ。挿入や除去は病院で医師が行うが、一度挿入してしまえば2~3年は有効。長期にわたって、高い避妊効果を得られるのが特徴。

● コンドーム

現在、日本ではもっともポピュラーな避妊法。破損や中途半端な使用による失敗が多く、あまり避妊効果は高くないものの、性感染症の予防と言う点では非常に効果的。

● 殺精子剤

性交前に、精子を殺す薬を膣内に挿入する方法。錠剤、ゼリー、フィルムの3種類がある。射精のタイミングで薬が溶けているように時間を見計らって挿入しなければならない。失敗も多いが、気軽に使えるのが利点。

● ペッサリー

金属製のリングをゴムで覆ったものを、膣の奥に挿入し精子が子宮内に進入するのを防ぐ。自分のサイズにあったペッサリーを医師に決めてもらい、性交前に自分で挿入する。性交後は取り出して洗えば、何度でも使える。

● 性交後避妊

コンドームの破損やピルの飲み忘れ、またはレイプなど、妊娠の可能性が高い性交のあとに、緊急的に妊娠を回避する方法。性交後72時間以内と、その12時間後に緊急避妊ピルを服用。中絶薬ではないので、体への負担もない。

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